に投稿

慢性腰痛を軽く見ていたら・・・

日常生活に支障はないけれど、20代のころからずっと腰痛持ちで脊椎の専門医がいるクリニックに通院していました。寝る前には「いたた・・・」と声をあげてしまうこともしばしば。また重い荷物を持った後には、思わず腰を叩くことが増えていましたが、「もう10代じゃないんだしね~」と軽く見ていました。それが過ちでした。
 ある日、畳んだ洗濯済みのタオルをしまおうとして、腰を落としながら作業中、ついくしゃみが出そうになりました。「マズイ、今くしゃみをしたら、せっかく綺麗に畳んだタオルの山が崩れる」と思い、我慢をしたのですが、思わず小さく「くしゅっ」とくしゃみがでました。その瞬間、腰から激痛が走り、脳天まで突き抜ける痛みに思わず転がってしまいました。
 這うように寝室へ移動。じっとしていても全く痛みが引きません。そう、ぎっくり腰になったのです。それから数日は地獄のようでした。会社にも行かれません。少し痛みが引いた頃に行った整形外科で「腰痛を放っておいたからですよ。毎日ストレッチをしたり、適度に動かして腰痛を解消しないと再発します」と太鼓判を押されてしまいました。私はデスクワーク。同じ姿勢で座りっぱなしです。酷い時には半日ずーっと同じ姿勢。これも腰痛の元、と言われました。用が無くとも1時間に1回はトイレに行くなど、身体を動かすように、と。
 それ以来、寝る前には必ずストレッチをする習慣をつけました。定期的に鍼にも通っています。もう二度とあんな地獄の痛みに襲われたくないからです。
 そしてくしゃみをするときには、必ず何か手近な大きなもの、机や椅子、タンス、外だったら電柱にでもつかまっています。そうするとくしゃみの振動を全て腰で受けずに、つかまったものに分散できるから、と整形外科で教えられたからです。運の悪いことに私は花粉症。花粉の時期に外を歩く時にはマスク必須ですが、それでもくしゃみがでそうになったら・・・。なりふり構わず電柱に抱き着いて「はっくしょーん」としています。
 今はそんなに深刻じゃないから、と腰痛を甘く見てはいけません。それが地獄の痛みに変身してあなたを襲う日が、突然来るのかもしれないのですから。